初めてお子さまを迎えたパパやママは「これでいいのかな?」「こういう時どうすればいいのかな?」と不安や疑問でいっぱいです。そして、初めて出産を経験したママの体調にもいろいろと変化がおきていると思います。
そんな時、同じように初めての赤ちゃんと過ごす近所のほかのパパやママ、専門の知識をもっている方と話したり、これから子どもの成長と共に関わっていく地域の方を知ることができたら不安や疑問も解消されていくのではないでしょうか。
横浜市港南区では、区役所主催で0歳児向けに月1回・無料・予約不要の「0歳児赤ちゃん教室」を開いています。今回は14ヶ所ある会場の中のひとつ、上大岡駅から徒歩10分弱の大久保東・中・西町内会館にお邪魔しました。
この日は天気もよく暑い日でしたが、夫婦で参加の方が1組と約13組のママさん、それを温かく見守っている地域の皆さんなど多くの方が参加されていました。
横浜市港南区の0歳児赤ちゃん教室ってどこにあるの?
横浜市港南区では、区内14カ所で赤ちゃん教室を開催しています。エリアごとに開催していますので、まずは自分の家の近くの会場を探してみましょう。
https://www.city.yokohama.lg.jp/konan/kosodate_kyoiku/kosodateshien/kosodateevent/akachankyousitu.html
※原則、お住まいの地区の会場への参加をお願いしています。
横浜市の赤ちゃん教室に参加できる人
初めてのお子さん(生後1ヶ月~12ヶ月)と保護者の方や初めての出産を控えている妊婦さんが対象で、妊娠中から参加できます。近くの会場を調べておいて病院での産後1ヵ月健診が終わったら参加するのがおすすめです。
1歳のお誕生月まで参加できるので、参加当初ねんねの赤ちゃんが、卒業する頃には座ったり立ったりできるようになっていて、子どもの成長を家族ではない他の人と共有できるのも赤ちゃん教室の魅力です。
赤ちゃん教室ではどんなことをするの?
この日は、早めに会場に来た方が、保健師さんとお話をしたり、近くのママとお話したり、赤ちゃんの体重測定を行ったりしていました。そして、開始時間になると以下のような順番でプログラムが進んでいきました。
①参加者同士の自己紹介
②手遊びやスキンシップ
③助産師さん(専門職)からのお話
④保健師さんや助産師さんによる相談
※③専門職からのお話がない回もあるそうです
参加者の自己紹介では、ママたちから手首や膝が痛い、朝の食事が面倒くさい、ママ自身が眠くて一緒に寝過ぎてしまう、子どもの睡眠時間など様々な悩みがでてきました。あまり人に話す機会のないちょっとした不安や不満を気軽な気持ちで話せる場は、子育て中のママやパパにとってとても大切です。
また、最初に自己紹介をしていることもあり、後半のフリートークでは家が近所だと知った人たちの会話がはずんでいるのが見られました。パパの参加者さんも和やかに過ごされていました。
保健師さんや講師の先生に個別相談もできます。普段ちょっと気になっているけれど、わざわざ相談するまでのことではないことでも気軽に相談できるのもおすすめです。
赤ちゃん教室の当日の流れ
少し早目にきて準備しましょう!
①10:00〜自己紹介
住んでいる場所や子どもの月齢を話すことで、共通点のある人と話しやすくなります。
②赤ちゃんと遊ぶ
ここで教えてもらう赤ちゃんとスキンシップをはかる歌や手遊びは、家でも毎日取り入れたい内容です。ママも赤ちゃんも笑顔になります。
③10:30〜講師からの話
この日講師の助産師さんからは、抜け毛や生理の話などママたちの身体の不安に加えて、最初の自己紹介であがっていたママたち1人1人の悩みにも応えていました。
話の最後にはママたちのストレッチの時間もありました。普段同じ姿勢をとることの多いママたちに好評でした。
④11:00〜フリートーク
月齢ごとのグループに分かれてお話や質問をします。なかなか話の輪に入って行けなくても大丈夫です。ほかにも初めて参加する人もいますし、保健師さんや講師の先生がいるので自然と話が進みます。
⑤11:30 終わり
赤ちゃん教室の持ち物
バスタオル、オムツ、赤ちゃんのお気に入りのおもちゃ、母子健康手帳など
オムツ替えはできますが、オムツは持ち帰りましょう。お子さんや保護者の方の飲み物は持ち込むことができます。他のお子さんもいるので、食べ物の持ち込みは禁止です。
赤ちゃん教室の参加者の声
Q. 赤ちゃん教室に参加したきっかけを教えてください。
A. 「区役所で教えてもらったので来ました」「訪問員さんからチラシをもらいました」「近所なので行ってみようかなと思いました」
Q. 赤ちゃん教室でどんなふうにお友達ができましたか。
A. 「みんな第一子ということで参加しやすかったです」「月齢が近いから輪に入りやすかったし共通の話題がしやすかったです」
Q. 2回以上参加しているのはどうしてですか?
A. 「出掛けるきっかけになるので」「家にこもりがちなので気晴らしになります」「他のお子さんを見たら自分の勉強にもなると思い参加しています」
家から近いので参加しやすいというのがみなさん共通の意見でした。初めての子育てで、色々な不安がある中、小さな子どもを連れて遠出はしにくいですよね。会場が顔を出しやすい距離にあるのもいいですね。また、近所で顔見知りを作れば、幼稚園・保育園、学校と、子どもが大きくなっていく時、情報交換しやすくなります。
赤ちゃん教室に関わっている方々
赤ちゃん教室では、区の保健師さんが赤ちゃんやママの健康に関する相談を聞いてくれます。
近所にお住まいの地域役員の皆さんも温かく迎えてくれます。
右側、主任児童委員さんは「こんにちは赤ちゃん訪問」で家にきてくれる方です。「赤ちゃん訪問で赤ちゃん教室の案内をしていますが、会場に来られない人も多いです。ぜひ参加してほしいですね!」とのこと。見知った顔の方がいると、ちょっと安心ですね!
左側、民生委員さんは10年以上に渡って委員をされており、小学校の登校時にも通学路に立って、子ども達をいつも見守ってくださっています。
左 3人町内会の役員の方たちも、「赤ちゃんが見られて楽しいです」「孫も大きくなっていて、赤ちゃんと接することなんてほとんどないので嬉しいです」と赤ちゃんが来るのを楽しみに待ってくれています。
筆者自身も自分の子どもが0歳の時に近所の赤ちゃん教室に参加したことがあります。そこで顔を合わせた人が幼稚園で声をかけてくれて、意外な再会に驚いたことを思い出しました。また、教室で教わったスキンシップ遊びをよく家でやっていたなあと懐かしくなりました。
赤ちゃん教室では、この地域で暮らしていくときに支えとなる繋がりを育むことができます。赤ちゃんとのお出かけに、ぜひ訪れてみてください。
「0歳児赤ちゃん教室」についてのお問い合わせ
横浜市港南区こども家庭支援課
こども家庭係 区役所4階40番窓口
電話: 045-847-8413
掲載記事についてのお問い合わせ
横浜市港南区地域振興課
地域力推進担当 区役所5階54番窓口
電話番号:045-847-8383
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