横浜市港南区・芹が谷の黄金苑自治会には、ピザづくりが体験できる「黄金苑ピザ祭り」というイベントがあります。親子や働く世代が参加しやすいイベントだと聞き、行ってみました。
ふれあい会館は地域の憩いの場

ピザ祭りが行われるふれあい会館は、黄金苑自治会、芹が谷台自治会、三井団地自治会の3つの自治会が共同で使用している自治会館です。自治会活動の拠点として活用されているほか、会議やイベント、サークル活動など、芹が谷の地域住民の交流を含めた幅広い用途に利用されています。
ふれあい会館には広い庭があり、今回はピザ窯(がま)を設置して、本格的なピザを焼いていました。

種類豊富なトッピングでオリジナルピザを作る

受付を済ませた参加者は、それぞれ生地を受け取り、ソースを塗って好きな具材を乗せていきます。
テーブルの上には、チーズはもちろん、ソーセージやサラミ、シーフード、切ったばかりの新鮮な野菜など、30種類のバリエーション豊かな具材が並んでいて、見ているだけでもわくわくします。
子どもたちは、小さな手で丁寧に具材を並べていき、一枚一枚個性が光るオリジナルピザを作りあげていました。


大人にまざってピザ焼きに挑戦

ピザ作りの仕上げは、屋外に設けられたピザ窯での焼き上げです 。
ふれあい会館へのピザ窯の設置を発案したのは、2024年に会長に就任した山口さんです。外構工事会社を経営する山口さんは、仕事で訪れた展示会でピザ窯を見つけ、まずは自社で導入しました。社内懇親会で好評を得たことから「地域でも使えるのでは」と感じ、自治会での購入を提案したそうです。
それぞれトッピングした生地を担当の方に渡すと、ピザ窯の中へ投入。ものの数分で焼き上がりました。子どもたちも大人にまざって、焼き具合をのぞき込み大興奮でした。まきをくべる手伝いをしたり、炎のゆらめきに興味津々。

ピザ祭りに初めて参加されたという親御さんにお話しを聞くと「ちらしを見てきました。子どもたちは、自分で好きなトッピングのピザが作れるのをとても楽しみにしていました。」と話していました。香ばしい香りが立ちのぼると、「いいにおいだな」とその場にいる人たちから歓声があがっていました。

焼きあがったピザは、それぞれトッピングした参加者に手渡されました。紙皿に名前を書いておくなど、自分のものだとわかる工夫をしています。トッピングの水分量や生地の厚みによって焼き加減が違い、焼いてくれた方も「焼く時間の調整が難しいね」「チーズのせすぎたな」と話していました。


焼きあがったピザを食べやすい大きさにカットし、会館内でいっしょに食べます。自分で作ったオリジナルピザを受け取った子どもたちは、嬉しそうに見せ合っていました。
親子で過ごすあたたかなひととき
みんなで焼きたてピザをほおばり、「おいしいね」と会場内のあちこちから聞こえてきました。

ピザだけでなく、ジュースやお菓子なども用意されていて、参加者たちは食事をしながらおしゃべりを楽しんでいました。
ピザ祭りでは、その場で食べるだけでなく、持ち帰りも受け付けています。この日は20枚の注文が入っていました。ピザが焼けるまでの間、ゆっくり座って歓談する姿も見られました。
中学生の子どもがいる女性は「持ち帰りで来ました。こういうお楽しみ会なら気楽に来やすくていいですね。」と話していました。
子どもが楽しめる企画が盛りだくさん

会館の中では、ガスコンロを使ったポップコーン作りも体験できました。子どもたちは、パチパチとはじける音に大興奮でした。

外では、町内会の方がガスバーナーを使ってマシュマロを焼いてくれていました 。ほんのり焼き色がついたマシュマロを口にした子どもたちは「おいしい!」「おかわり!」と大喜び 。甘い香りと笑顔があふれる、ほっとするひとときとなりました。

ピザやポップコーンを楽しんだあとは、会館の2階でプラレールで遊べるようにしていました。子どもたちは「この電車つなげて」「こっちにも線作ろう!」と終始にぎやかでした。
「わくわく感が大事。こうしたらもっと楽しいんじゃないか」と話す自治会長・山口さんの思いが随所に現れていました。
みんなの手で支えるピザ作りの舞台裏
参加者が集まる前、会場の中にある台所では、自治会の人たちが和気あいあいとピザのトッピングを準備してくれていました。



外では、自治会のみなさんがピザ窯の準備をしている姿が見られました。一緒に手を動かしながら、楽しげに会話を交わす様子が印象的でした。
黄金苑自治会には、それぞれの人たちがその場でできることを自然と手伝う雰囲気がありました。

2階では、会長が持参したプラレールが用意されていました。参加者が集まる前に会長自ら準備を行い、子どもたちを楽しませようとする温かい心づかいが感じられました。
働く世代も参加しやすい雰囲気づくり

(写真 左から芹が谷地区社会福祉協議会会長 小池さん、黄金苑自治会会長 山口さん、副会長 池上さん)
約230世帯が加入する黄金苑自治会では、これまで子ども会や高齢者向けのイベントを多く行ってきましたが、20代〜60代の「働く世代」にも参加してもらえる取り組みの一つとしてピザ祭りを行っています。
これまで数回ピザ祭りを行い、毎回たくさんの人が参加し、とても好評だったそうです 。山口さんは「世代を問わず、地域の人が気軽に集える場をつくっていきたい」と話していました。
気軽に参加できるイベントを開くことで、実際に顔見知りが増え、従来の餅つきなどにも人手が集まるようになってきたとのことでした。
副会長の池上さんにもお話をお聞きしたところ、「今行っているさまざまなチャレンジは、地域の活性化につながっていると感じます。若い人も受け入れたうえで、伝統的な催しも受け継いで行けたらいいですね。」と答えてくれました。
今回のピザ祭りは、地域のつながりを広げるとともに、働く世代や単身世帯の参加促進も目的のひとつです。黄金苑自治会では、世代を超えたふれあいの場を大切にしており、季節の行事や単発イベントを開催しています 。詳しくは回覧板や掲示板でお知らせをしています。ピザ祭りの様子は黄金苑自治会のホームページでも確認できます。
各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/b51f4083-cad3-4e13-8ea4-9794ecead100/start
掲載記事についてのお問い合わせ
横浜市港南区役所 地域振興課
地域力推進担当 5階54番窓口
電話番号:045-847-8383
