いつまで続けていいの？卒乳・断乳のタイミング

ユニセフ・WHOでは、生後２歳までは、母乳を“赤ちゃんが欲しがる間、欲しがるように与える”ことを推奨しています。

「断乳」と「自然卒乳」

お子さんが自然に母乳を飲まなくなることを「自然卒乳」、日にちを決めてその日から授乳をやめることを「断乳」と言います。
どちらも授乳からの「卒業」です。人生で最初の「卒業式」をうまく迎えたいものですね。

断乳はどうやって進めたらいいのでしょうか？

お子さんへしっかり伝えることが大切です。大人が思う以上にお子さんは状況を理解しています。
断乳の２週間くらい前より「もうすぐおっぱいをやめる」ことを伝えつつ、家族みんなで断乳するんだという心構えを固めましょう。
お子さんとお母さんが元気で、乳房のトラブルもない時がおすすめです。

夜中に目を覚ましたり、泣いたりしたときはおっぱいをあげたほうがいいのでしょうか？

泣いたからと動揺して「おっぱいをあげたほうがいいか？」と迷わなくて大丈夫です。
「おっぱいがなくなったから、なかなか寝られないよね。
寝られるまでそばにいるからね。」と優しく声をかけてください。
大人が頑張りを認めてくれていることでお子さんは安心できます。歌をうたってあげることもおすすめですよ。
しばらくは夜中に目を覚ますことがありますが、お茶やお水などの飲み物を飲ませてあげたり、背中をやさしくトントンなでてスキンシップを図ると落ち着つくことも多いようです。

【断乳・卒乳後の乳房の手入れ】
乳房に乳汁がたまることで分泌が減ります。搾りすぎると分泌が減りにくいため、卒乳後１～２日我慢してから搾乳しましょう。
その間で痛いときは、軽く搾ったり冷やすことも有効です。その後は、だんだん搾乳の間隔をあけていきます。
断乳・卒乳後は、お母さんの乳房の手入れをお勧めします。

区役所での相談や直接マッサージをご希望の場合は地域で開業している助産師もおります。
困ったときは助産師に頼ることも一つの方法です。お気軽にご相談ください。

港南福祉保健センター　こども家庭支援課　こども家庭相談
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