「今、噛まずに飲み込んだ?」
「もしかして、丸飲み込みしてる?」
子どもが食べている姿を見ていると「あれ?」と思うことがあるのではないでしょうか。
子どもが食べる様子をよく観察してみましょう。
うちの子、噛まないで食べてるみたい。
ゆっくり食べていますか?
大人が食べさせている時は、お子さんがしっかり口を動かして食べていることを確認してから次のひとさじをいれるようにしましょう。
飲み込むのが早い気がするな。
食べ物の形状は、お子さんの発達に合っていますか?
固くて細かいものは、噛まずにまる飲みしてしまいます。
まずは柔らかくして大きいサイズのものを奥歯でしっかり食べる練習をしましょう。
手に持たせて食べさせてもいいの?
かじりとる体験も大切
かじりとりできる大きさのパンやおやきなどを前歯でかじりとる体験をすることで、一口量を覚えます。
噛むのも上手になるのでおすすめですよ。
奥歯が使えるようになるまでは食べにくい食材
・きのこ、いか、たこ、ちくわ、かまぼこなどの練り製品といった弾力のあるもの
・薄切り肉、葉物野菜、レタスといった繊維が強いもの
・きゅうり、りんごといった固いもの
食べにくい食材は、小さくする、一口に切る、少し加熱するなど調理の工夫をすると良いですね。
噛むといいことが沢山あります
・歯並びが良くなる
よく噛むことであごの骨が強く大きく育ちます。あごの成長は、良い歯並びにつながります。
・唾液の分泌が増える
唾液は、消化吸収を助けるだけでなく、カルシウムと結びつき、歯を強くしたり虫歯の予防につながります。
・脳を発達させる
噛むことで脳の血管が刺激され、判断力、集中力、記憶力などに関わる前頭前野や海馬が活性化されます
・食べすぎを防ぐ
よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぎます。
・表情が豊かになる
よく噛むことで顔の筋肉が発達し、顔の表情が豊かになります。
噛むことは、体にも脳にもいいことがたくさんですね。
大人が一緒に食事をして「もぐもぐ」と口の動きを見ることで、子どもも噛むことを覚えていきます。
港南福祉保健センター こども家庭支援課 こども家庭相談
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